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おつかれさまです、kabutomです。
2020年10月31日・11月1日、『クラッシュ・ロワイヤル』の公式eスポーツリーグ『クラロワリーグ イースト』2020年フォールシーズンの最終週プレイオフWeek2がおこなわれました。
今回はその試合結果と、ベストシーンをレポートしていきます。
そして、リーグのレポートも今回が最終回。1シーズンお付き合い頂きありがとうございました。
今週の試合結果
『CRL East 2020 Fall』プレイオフWeek2(2020.10.31土~11.1日)の試合結果はこの通り。
今季のプレイオフWeek2はシングルエリミネーション方式トーナメント。レギュラーシーズン1位・2位チームとWeek1の勝者2チームの計4チームがイーストの覇を競います。
なお、世界大会への出場枠は4なので、その争いはすでに先週時点で決着していました。
4位はFAV
最終週の0勝2敗で、FAVは4位という結果に。シーズン途中の最下位からここまで挽回したのは彼らの底力と言えるでしょう。
プレイオフでは、ルーキーHajime選手のGame:9連勝が強烈でした。
3位はW.EDGM
3位決定戦でFAVとの宿命の対決を制したW.EDGMが3位となりました。
W.EDGMとFAVはいつも良いところでぶつかりますし、試合内容も接戦熱戦続き。すてきなライバル関係です。
R.S.1位のPONOSは準優勝
PONOSは決勝戦でNovaにセットカウント:1-3で敗れ、準優勝となりました。
4セットともフルゲームの大接戦で、試合内容も拮抗しており、本当にその差はわずかなものでした。彼らはすでに強いけれど、きっともっと強くなれるということなのだと思います。
優勝はNova。6つ目の栄冠
昨季最下位に沈んだNovaが”完全復活”を宣言する優勝を果たしました。リーグ優勝はこれで5度目、世界大会優勝を合わせると6つ目の栄冠となりました。
準決勝ではスケラ、決勝ではロイホグをチーム全体でプッシュするなど、選手・コーチ・アナリストがワンチームとなって勝ちに来たのが印象的でした。
個人成績・BANカード
今シーズンの個人成績・BANカードをまとめました。
個人成績
プレイオフWeek2までのシーズン通算の個人成績(ゲーム勝率ランキング)はこの通りです。
勝率1位はPONOS Mugi選手。
プレイオフに好調だったNovaの”皇帝”Lciop選手が2位に、FAV Hajime選手が4位に浮上しました。彼らのプレイを世界大会でも見ることができるのは喜びです。
BANカード
『CRL East 2020 Fall』でBANカード(使用禁止カード)ルールは、Set1(2v2)でだけ採用されています。
こちらの表はレギュラーシーズンからの通算の表になっています。
今季も「トルネード」一強という結果になりましたが、終盤の2v2のトレンドを見ると今後もそうなるのかどうかは分からなくなりました。
1v1以上に研究の余地がある2v2の世界です。今後も目が離せませんね。
今後の試合予定
『CRL East 2020 Fall』の全日程は終了しましたが、海の向こうウェストはシーズンが佳境に差し掛かっています。そして来月には世界大会が待っています。
”もう1つのクラロワリーグ”、CRL WestはWeek8
『クラロワリーグ ウェスト』は先週ちょうどハロウィンと重なったことでキャスター陣も特別な装いでした(どのユニットの仮装か分かるかな?)。
今週末にはWeek8(2020.11.7土~8日)が行われます。観戦のお供に、Smashlogの新シーズン紹介記事をご活用ください。
『クラロワリーグ 世界一決定戦』は12月5日・6日
毎年冬に開かれているクラロワリーグの頂上決戦『クラロワリーグ世界一決定戦』は12月5日・6日に開かれます。開催場所は上海(中国)の予定です。
イーストから4チーム、ウェストから4チームが集まり過去最大の規模で開催されます。大会形式はまだ発表されていません。
「4位まで参加できるなんて世界大会のレベルが下がってしまうのではないか」と心配する向きもありますが、大丈夫です。
昨冬の世界大会を思い出してください。世界3つのリーグから1位2位チーム(計6チーム)が集まりましたが、決勝に進んだのは、ウェストとチャイナの2位チームでした。
それだけクラロワ界のトップチームの実力は拮抗しているのです。むしろ直前に負けた悔しさを胸に秘める分だけ、気持ちでは優勝チームに優るかもしれません。
世界大会前に最後となるバランス調整も11月3日におこなわれました。1カ月なんてあっという間ですよ!
コラム:今週のベストシーン
シーズン最終週も、先週につづいて私選ベストシーンBEST5を発表していきます。
第5位「JACKのホグ」
P.O. Match6 Set2 Game2: Nova CRS選手 0-1 FAV JACK選手
FAV JACK選手は、大事な試合の最初の1v1で十八番のデッキを採用。ホグを飛ばすタイミングがやはり絶妙でした。ファンはこれを待っているのです。
第4位「KKの枯渇」
P.O. Match7 Set3 Game1: PONOS KK選手 1-0 WED Higher選手
P.O. Match9 Set4 Game1: Nova Lciop選手 0-1 PONOS KK選手
PONOSのKK選手も、ここまであまり使ってこなかった得意の枯渇デッキを解禁。
準決勝では「アウプリ枯渇」を、決勝では「インフェ枯渇」を。特に2試合目はあの展開でなぜ勝てたんでしょうね??
第3位「Peasのゴレ」
P.O. Match8 Set5 Game3: FAV X-Bow Master選手 0-1 WED Peas選手
3位決定戦の勝敗がかかった最終セット最終ゲーム、”中国No.1のゴレ使い”Peas選手が選んだのはゴレデッキでした。
ゴレ環境ではない中で勇気のいる決断だったと思いますが、ダクプリ・トリトンといったサブユニットの選択にも成功し、彼は賭けに勝ちました。
第2位「Lciop、エリゴレ2周の大軍勢を防衛す」
P.O. Match9 Set2 Game4: Nova Lciop選手 1-0 PONOS RAIKIJONES選手
KOH2タテで勢いに乗るライキジョーンズ選手のエリゴレ・ヒーラー・ベビドラ・ライドラの大軍勢に2周目エリゴレまで橋前で合流し、タワーどころかキングまで脅かさんとする場面。
これをLciop選手は耐えきり、カウンターで試合を決めました。なぜあの大軍勢が止まってしまうのか…。
第1位「頂上決戦、Lciop vs Mugi」
P.O. Match9 Set2 Game5: Nova Lciop選手 1-0 PONOS Mugi選手
その頂上決戦は決勝戦のSet2(KOH)大将戦で実現しました。
スケルトンラッシュのミラー対決は互いに譲らずタイブレーク判定に。その差は212HP。序盤のLciop選手のキング起動がなければ結果は変わっていたかもしれません。
解説・みかん坊や「いやうまい、今の見ましたか?!」
実況・岸大河「クラロワを始めて4年、今までで一番輝いていたキング起動を見ました」
スコア:今週の全試合結果
最後に資料として、プレイオフWeek2 全4試合のスコアを掲載します。
P.O. Match 6(準決勝)
デッキPickup
Set3 Game2:Lciop選手のデッキ選択がズバリ成功。相手の陸受けを枯渇させ、苦しいとことで逆サイドも狙っていく心憎い立ち回り。
P.O. Match 7(準決勝)
デッキPickup
Set3 Game2:KK選手のロイジャイにHigher選手はペッカ。明らかに苦しい展開を耐えに耐え、最後の逆転劇へ。
P.O. Match 8 (3位決定戦)
デッキPickup
Set2 Gam5:両者アチャセパ開幕から(Hajime選手は得意のクロス?)と予想させて、実はクエイクホグ。先輩譲りのホグさばきに冴えを見せる。
P.O. Match 9 (決勝戦)
デッキPickup
Set3 Game3:クロスのCRS選手は、クエイク採用のMugi選手に終始苦しい展開。
だが、左右に振ってチャンスを狙い続け、終盤ついにタワーをターゲットすることに成功。Mugi選手を冷や冷やさせる。
他の週の振り返りレポート一覧
リーグ情報
クラロワリーグ イースト(Clash Royale League East)2020
- 公式サイト:crl-east.com
- 公式Twitter:@ClashRoyaleJP
- 公式YouTubeチャンネル:日本語/英語/韓国語
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