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【CRL East】2020-Fall | プレイオフWeek1 | KIX、Talonが敗退。FAVは2年連続世界大会へ

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おつかれさまです、kabutomです。

2020年10月24日・25日に、『クラッシュ・ロワイヤル』の公式eスポーツリーグ『クラロワリーグ イースト』2020年フォールシーズンのプレイオフWeek1がおこなわれました。

今回はその試合結果と、ベストシーンをレポートしていきます。

今週の試合結果

『CRL East 2020 Fall』プレイオフWeek1(2020.10.24土~25日)の試合結果はこの通りです。

今季のプレイオフWeek1はダブルエリミネーション方式トーナメント。

レギュラーシーズン3位から6位の4チームが闘い、2チームが勝ち上がると同時に世界大会出場権を得る一方、2チームの敗退が決まります。

KIX敗退

まずはじめに敗退が決まったのは、RS3位のKIX。

Week1の4チームの中で最も勝ち抜けに近い存在と見られていただけに、驚きの結果です。

2試合ともに2-3のフルゲームでの惜敗。チームの悲願達成は持ち越しとなりました。

FAV、2年連続世界大会へ

勝ち上がりを決めた1つめのチームは、苦しいシーズンを送ってきた昨季優勝チームのFAV(RS6位)。

最後まで分からないゲームをモノにしたり、フルゲームのセットを勝ち切ったり、個としてもチームとしても充実したコンディションで臨めたことが伺える試合ぶりでした。

W.EDGMが笑い、Talonが泣く

最後の1枠をめぐる争いとなったMatch5に勝ったのはW.EDGM。

今年公式戦で3度戦って3度ストレート負けしている相手に、この舞台で貴重な初勝利をあげました。

これでFAVと同様に、2年連続の世界大会出場です。

敗れたTalonですが、絶好調のGeralt選手を筆頭に本プレイオフでも強さを見せていただけに、惜しまれるシーズン終了となりました。

個人成績・BANカード

プレイオフの個人成績などをまとめました。

個人成績

プレイオフの個人成績(ゲーム勝率ランキング)はこの通りです。

勝率1位はFAV Hajime選手(5-0の100%)。出場数は多くないですが、今週2試合で3度セット勝利をもぎ取る重要な働きをしました。

最多ゲーム勝利の2人、TLN Geralt選手とKIX Light選手が次のステージで見られないというのは、なんとも残念な結果です。

世界の舞台でも輝けていたはずの2人でした。

BANカード

『CRL East 2020 Fall』でBANカード(使用禁止カード)ルールは、Set1(2v2)でのみ採用されています。

こちらの表はレギュラーシーズンから通算の表になっています。

今週は「ポイズン」が新たにBAN選択されました。そして、5試合のうちトルネードがBANされたのは1試合だけでした。”2v2のトルネ離れ”がいよいよ現実のものとなってきましたね。

次週の試合予定と見どころ

今週末(2020.10.31土~11.1日)、最終週プレイオフWeek2がおこなわれます。その試合予定はこの通りです。1日目は準決勝の2試合。2日目は3位決定戦と決勝戦です。

放送開始は日本時間の午後6時からです。2試合目は8時が開始”目安”ですが、進行状況によって前後します。プレイオフはBO5制に変わるので、1試合1試合は長く熱くなりますね。

見どころ

最終週プレイオフWeek2の見どころを3点に絞って挙げたいと思います。

①イーストの優勝の行方

  • PONOS
  • Nova Esports
  • FAV gaming
  • W.EDGM

今季のイーストTOP4が出揃いました。ここからは横一線です。誰が一番強いのか、さあ白黒つけましょう!

②ビッグな賞金の行方

この戦いに懸かっているのは名誉だけではありません。

優勝賞金は120,000 USD(約1200万円)、4位なら15,000 USD(150万円)。その差は105,000 USD(約1050万円)もあるのです!

③世界大会はもう始まっている?

12月5日・6日に上海で開かれる「クラロワリーグ 世界一決定戦」の出場チーム数は「8」と発表されていますが、大会形式はまだ発表されていません。

シングルエリミネーション方式なら出場8チームは横一線のスタートになります。

ですが、リーグの順位を反映したステップラダー方式になる可能性もある訳です。

プレイオフWeek2に出場する4チームはすでに世界大会出場を確定済み。

しかし”世界一”を目標に掲げるならばこのプレイオフWeek2を、”世界大会はすでに始まっている”という気概で捉えるべきでしょう。

”もう1つのクラロワリーグ”、CRL WestはWeek7

『クラロワリーグ ウェスト』の方もシーズンは後半戦、Week7(2020.10.31土~11.1日)を迎えます。

観戦のお供に、Smashlogの新シーズン紹介記事をご活用ください。

コラム:今週のベストシーン

今週は名試合が多すぎてベストゲームを1つに絞り切れなかったので、私選ベストシーンBEST5を発表していきます。

技術・試合展開・選手の感情など、様々な意味で熱くなれるシーンが相次ぎました。

第5位「Lightのクエイクホグ」

P.O. Match1 Set2 Game4: KIX Light選手 1-0 FAV JACK選手

相手はボウラーとトルネード持ち。しかも、初回のホグでキング起動されたにもかかわらず、なぜホグのLight選手が勝てたんでしょうね??

第4位「Geraltの5HP」

P.O. Match2 Set3 Game1: TLN Geralt選手 1-0 WED Wange選手

わずか5HP差のタイブレーク決着! ウィニングデッキは「ババ小屋ロイホグ」でした。

第3位「最後の落下ダメージさえなければ」

P.O. Match3 Set4 Game3: KIX Light選手 0-1 WED Soloman選手

僅差でリードのLight選手が必死の防衛で守り切ったかに思えたバルーンの落下ダメージが無慈悲にもタワーに届いてしまいます。

Soloman選手、土俵際での逆転タイブレーク勝利!

第2位「Hajimeの3HP」

P.O. Match4 Set2 Game5: FAV Hajime選手 1-0 TLN Blizzard選手

わずか3HP差のタイブレーク決着!ウィニングデッキは「ゴブジャイスパーキー」。

思わず熱が入った実況・岸大河さんの絶叫に鼓膜が破れてしまった視聴者も全国に数知れません。

第1位「JACKの神懸かり」

P.O. Match4 Set3 Game2: FAV JACK選手 2-1 TLN Geralt選手

  1. 残り時間20秒。相手タワーがほぼフルHPで、0-1となった土壇場から追い着く
  2. 延長戦に入って、止められそうにない相手のラヴァを2度しのぎ切る
  3. タゲ取りを兼ねた自陣バルーンを、ガードしきって相手タワーに届けてしまう

神懸かりと言いたくなるほどのJACK選手の大逆転劇でした。

後半の一手一手はリプレイで振り返ってみても「それしかない!」というものばかり。しかもそれを瞬時に指せていたわけですから…。

未見の方はぜひ一度ご覧になって頂きたい!

スコア:今週の全試合結果

最後に資料として、プレイオフWeek1 全5試合のスコアを掲載します。

P.O. Match 1

デッキPickup

Set5 Game1:FAV勢この日3度目となる「ボウラーフリーズバルーン」デッキでHajime選手が勝利。

P.O. Match 2

デッキPickup

Set2 Game2:「ババ小屋ロイジャイ」デッキでGeralt選手が勝利。回転力はないが守りの堅いデッキ。

P.O. Match 3

デッキPickup

Set2 Game2:Higher選手が「攻城ババ親衛隊」デッキで左右に揺さぶり試合を優勢に進めるが、BenZer選手が粘って追いつき逆転のタイブレーカー。

P.O. Match 4

デッキPickup

Set3 Game2:JACK選手はフリーズではなくファイボ型の「ペッカバルーン」デッキを採用。2-1で大逆転勝利を飾る。

P.O. Match 5

デッキPickup

Set2 Game4:Soloman選手はめずらしいタイプ(ボウラー入り)の「ロイジャイ」デッキで逆転勝利。

実況・岸さん「Wボウラーズ!」

解説・いけだつばささん「これボウラー2体は意外と厳しそうですよ」

実況・岸さん「岩はどこから拾ってくるんだ、穴が開いちゃうぞ」

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リーグ情報

クラロワリーグ イースト(Clash Royale League East)2020

◆ ◆ ◆

Have a good game!

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