UPDATE
このページでは、2022年2月に実装された最新バランス調整の内容をまとめています。
アップデートの対象となったカードは12枚。それぞれリワーク、上方修正、下方修正の内容をまとめつつ、環境の変化について解説していきます。
シーズン32:ラヴァハウンドシーズン
まずは最新アップデートの内容を見ていきましょう。
以下、クラロワ公式HPより正規情報を引用させて頂いております。
クラロワパス
溶岩の特別タワースキン&目を回したラヴァハウンドのスタンプが登場。
- 強化の秘伝書(アップグレードに必要な枚数のカードを瞬時に追加):1冊
- 魔法のコイン(カードのアップグレードコストを無料化):1枚
- 宝箱のカギ(宝箱スロットにあるいずれかの宝箱を瞬時にアンロック):2本
- ウルトラレアワイルドカード:1枚
- スーパーレアワイルドカード
- レアワイルドカード
- ノーマルワイルドカード
- 40,000ゴールド
- トレードチケット:4枚
- ボーナスバンクのゴールド(最大25,000ゴールド)
無料の報酬
クラロワパスを入手せずにプレイしても、以下の報酬を無料で獲得できます(アリーナ7以上のプレイヤーが対象)。
- レア強化の指南書:1冊
- ロイヤルワイルド宝箱:1個
- スーパーレアワイルドカード:10枚
- レアワイルドカード:20枚
- ノーマルワイルドカード:50枚
- 宝箱のカギ:2本
- クラウン宝箱:33個(エメラルドや様々なレア度のカードを含む)
- ウルトラレアワイルドカード:1枚
最新バランス調整:リワーク
エアバルーン
- ダメージ:-33%
- 攻撃速度:+33%
リワークではあるものの、今回のバランス調整で最も大きな弱体化を受けました。
ダメージが低下し大抵の防衛施設を1撃で破壊できなくなった影響で、死亡時ダメージすら敵タワーに与えることが難しくなります。
DPS(1秒あたりに与えるダメージ)も低下しており、ダメージを許容しているフルHPの敵タワーを折り切ることができません。
もし今後バルーンデッキが使われるとしたら、上昇した攻撃速度を活かしてバルーンを複数回通す『ラヴァルーン』などの形を組むデッキが挙げられます。
逆に『高回転バルーン』などのバルーンの1撃に頼ったデッキは環境的に厳しいでしょう。
プリンス・ダークプリンス
- 川を飛び越えられるように
- プリンスのヒットポイント:-4%
- ダークプリンスのヒットポイント:-3%
プリンスとダクプリは、ホグライダーのように川を飛び越えられる仕様が追加されました。
川を飛び越えたプリンス(ダクプリ)は敵陣地にいる遠距離ユニットを即座に処理できたり、最短距離で敵陣地の施設を破壊することが可能になります。
更には「スケラ+プリンス(ダクプリ)」の組み合わせも強力です。
プリンスが川を飛び越えて敵のターゲットを奪うことで、スケラのダメージを稼ぎやすくなりました。
活躍の幅が広がったこの2枚のカードは、既存のデッキだけでなく新たに採用される機会が増えるかもしれません。
最新バランス調整:上方修正
ジャイアント
- ヒットポイント:+4%
元々ヒットポイントの高いジャイアントに更に4%の上方修正が入りました。
今まで入らなかったジャイアントの1発が入り、盾役としてより強固になったことで大幅に強化されたと言えます。
今後の環境ではリワークで強化されたプリンスとダクプリが入った『ジャイピーピー(GPP)』を始めとする、様々なジャイデッキの使用率が上昇するでしょう。
ミニペッカ
- 攻撃速度:+6%
攻撃速度が上がったことにより、ホグライダーをより簡単に完封できるようになりました。
更にミニペとのシナジーが高いジャイアントの強化に伴って、ミニペもジャイデッキで採用される機会が増えると予想されます。
マスケット銃士
- 攻撃速度:+9%
元々どのデッキでも使いやすいマスケの攻撃速度が上がりました(三銃士にも適用)。
また役割が被るアーチャークイーンがナーフされたため、環境的にもマスケに追い風が吹いている状態です。
4コストで火力の高い遠距離ユニットとして環境のトップメタになるかもしれません。
ハンター
- 初撃速度:+11%
ハンターは今回のバフで全盛期に近い初撃速度になりました(全盛期より0.1秒遅い)。
またリワークによって攻撃速度が上がったバルーンの攻撃を1撃も通させない防衛力を誇るため、環境で見てもかなりの強化でしょう。
しばらく使用率の最下層にいたハンターですが、今回の調整によって活躍の場が増えることが期待されます。
インフェルノタワー
- 初撃速度:+25%
初撃速度が上昇したことで、次のターゲットに切り替える速度も上昇しました。
これにより苦手としていた小物ユニットをある程度受けられるようになり、ミニゴレを処理する速度も上がっています。
今まで『インフェ枯渇』などの一部のデッキでしか採用されなかったインフェルノタワーですが、今回の調整で既にデッキ採用の幅が増えている注目のカードです。
最新バランス調整:下方修正
アーチャークイーン
- スキル発動中の移動速度:普通 → 遅い
チャンピオンのリリースから常にトップメタを走り続けるアーチャークイーンに、2度目のナーフが入りました。
スキル発動中の移動が遅くなり雪玉やファイボのノックバック効果で簡単に止まってしまう、という敵タワーに与える攻撃面が脆くなっています。
ただスキル発動中の火力に変更はないため、防衛時のスキル発動や後衛ユニットとしての強さは健在です。
ゴールドナイト
- スキルのクールダウン:8秒 → 11秒
- ダッシュ距離:6 → 5
アーチャークイーン同様、トップメタであったゴールドナイトにもナーフが入りました。
スキルのクールタイムが伸びたことにより、防衛でスキルを使った後にカウンターで再度使う「スキルの追い炊き」ができる機会が減るでしょう。
ダッシュ距離が短くなったナーフについては「強化ではないか?」という声もあります。
今までタワーまでチェーンしていたダッシュが届かなくなった一方で、ゴールドナイトを防衛する側もキング起動が難しくなったことが要因です。
ロイヤルホグ
- ダメージ:-3%
『アチャクイロイホグ』などの主軸カードとして活躍していたロイホグに純粋なナーフが入りました。
ロイホグ1匹ずつの攻撃力が下がっているため、見た目の数値以上に大きな弱体化であると言えます。
ただ今までが強すぎたということもあり、今回の調整を受けてもまだ環境で活躍するカードでしょう。
ラムライダー
- ラムライダーの速度低下効果がユニットの召喚速度に影響しなくなる(バグ修正)
ネクロマンサーやダークネクロなどの特定のユニットが、ラムの投げ縄を受けている最中に召喚速度が低下していた点が修正されました。
まとめ
シーズン30最新アップデートの目玉は、
- バルーンがリワークによって大幅な弱体化
- プリンス・ダクプリがリワークによって橋を渡れるように
- アチャクイの弱体化とマスケ・ハンターの強化で遠距離ユニットの選択肢が広がった
- ジャイアントやインフェルノタワーといった使用率の低いカードが大幅強化
が主たる変化と言えるでしょう。
バルーンデッキにとっては弱体化とも言えるリワークに加えて、メタカードの強化(マスケ・ハンター・IT)もあり、厳しい環境になったと言わざるを得ません。
今後はプリンスとダクプリのどんな新しいデッキが構築され、マスケとハンターがどこまで活躍するのかに注目が集まります。
ジャイアントやインフェルノタワーもデッキの幅が広がるでしょう。
さらに新しいデッキが開発されることも予想されるので、Smashlogでも引き続き記事・動画でご紹介していきます。
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