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【クラロワ】『クラロワリーグ イースト』2020年スペシャルシーズン プレイオフWeek2の「至福」

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おつかれさまです、kabutomです。

「クラッシュ・ロワイヤル」の公式eスポーツリーグ『クラロワリーグ イースト』2020年スペシャルシーズンのプレイオフWeek2が5月16日、17日におこなわれました。

今回はその試合結果と、次週ファイナルの見どころについてレポートしていきます。

※試合中継の画像、試合日程、選手画像はクラロワリーグからご提供いただきました。

先週の試合結果:SS プレイオフ Week2

先週『CRL East』2020 SS プレイオフWeek2(2020.5.16土~5.17日)の試合結果はこの通りです。

Winners’ブラケットではW.EDGMKIX Teamが激突し、W.EDGMが3-2で勝利。Winners’からのファイナル進出を決めました。

プレイオフWeek2はLosers’ブラケットも白熱。

日本勢FAV gamingPONOSがともに勝ちあがったことで、日本ファンが待ち望んでいた”大舞台での日本対決”が実現しました。

YouTube日本語公式CHだけで同時視聴者数が2.2万人(※今季最多)に達した注目の一戦は、レギュラーシーズンにつづいてFAVの勝利(3-1)となりました。

1人のクラロワリーグファンとして、この情勢下でこれほどのビッグゲームを見せてもらえた”至福”に感謝の気持ちしかありません。

先週のスコア:SS プレイオフ Week2

それでは先週のプレイオフ全4試合をスコアでふりかえっていきましょう。

P.O.Match5: FAV gaming 3-1Talon

Losers’ブラケットのMatch5は、日本のFAVTalonに3-1で勝利しました。

Week1のW.EDGM戦で1v1のSet3・4・5を連続で落としたFAVでしたが、この日はSet3・4を連取と、課題へ取り組んだ成果を出しました。

この試合目立ったのはX-Bow Master選手(FAV)。Set1Game4といいSet3Game1といい、互いの技術がぶつかりあったどちらに転ぶのか全く読めない接戦を何度も制すという、エンターテインメント性の高さと勝負強さの両面で魅せてくれました。

P.O.Match6: TTG 1-3 PONOS

Losers’ブラケットのMatch6は、日本のPONOSTTGに3-1で勝利しました。

Set1をD.King選手(TTG)がいきなり3タテする逆風の出だしとなりましたが、ここからがPONOSの真骨頂。

天GOD選手・焼き鳥選手・KK選手が連続でセットを取り返しました。Week1のTiming戦を再現するかのような試合展開でした。

この試合結果により、翌日のMatch8の対戦カードが「FAVPONOS」の”日本対決”となることが確定したのです。

P.O.Match7: W.EDGM 3-2 KIX Team

今週唯一のWinners’ブラケットの試合であるMatch7は、中国のW.EDGMKIXに3-2で勝利しました。

勝てばファイナル進出という絶対に勝ちたい一戦は白熱のシーソーゲームとなりましたが、最終セットにSoloman選手(W.EDGM)がBenZer選手(KIX)との大将戦を制して、チームに勝利をもたらしました。

シーズン前半は絶好調だったものの後半に調子を落としていたSoloman選手ですが、ここぞの場面で”门神”としてKIXの前に立ちはだかったのは流石です。

P.O.Match8: FAV gaming 3-1 PONOS

Losers’ブラケットのMatch8は待望の”日本対決”が実現し、FAVPONOSに3-1で勝利しました。

スコアは見ての通りです。まとめるなら、”5連勝PONOSの好調を支えてきた天GOD選手・焼き鳥選手・KK選手の”三連星”を正面からねじ伏せたFAVの力強さ!”ということになるのですが・・・。

力不足を告白しますが、あの観戦中の興奮とワクワク感を今伝える術が思い浮かびません。

esportsの1つの目標は、こういう試合を1試合でも多く、1人でも多くの人と共有することにあるのかもしれません。

順位表:SS プレイオフ Week2

これまでのチーム順位と個人成績を見ていきましょう。

チーム順位

CRL East 2020 SS レギュラーシーズンとプレイオフを通算した順位表です。順位自体ではなく、各チームの”性格”をつかめるようにと用意しました。

来週第1試合を戦うFAVKIXは、KOH-TPD-1on1のセット勝率がとても似ているチーム同士。どのセットも接戦が予想されます。

そして第2試合のファイナルで挑戦者を待ち受ける立場のW.EDGMは、”セットがうしろへ進むほど強くなる”という数字を残しています。まさに王者のSTATS・・・。

個人成績

個人成績のゲーム勝率ランキングはこの通りです。(レギュラーシーズン・プレイオフ通算)

ゲーム勝率1位は66.7%でHigher選手(W.EDGM)。彼はTPDのセットで100%(2/2)、1on1のセットで100%(4/4)とシーズンを通じて”無敵の快進撃”を続けてきました。

彼のディガーさばきに待ったをかける選手は現れるのでしょうか?

今週活躍が目立ったのは、以下の選手たちです。

  • X-Bow Master選手(FAV)今週6W1L、6クラウン
  • Higher選手(W.EDGM)今週5W2L、5クラウン
  • JACK選手(FAV)今週5W3L、5クラウン
  • KK選手(PONOS)今週5W4L、6クラウン、KOH3タテ

今週の試合スケジュール:SS プレイオフ Week3(Finals)

今シーズン最終日、5月23日(土)の試合予定はこの通り。

放送開始は日本時間の午後6時からです。

  • P.O.Match9・・・Losers’決勝はFAV対KIX。現在FAVは連勝中と調子を上げているが、シーズンではKIXが2-0で勝っている
  • P.O.Match10・・・グランドファイナル。今季のEastをけん引してきたW.EDGMに挑戦するのは?

kabutomコラム(今週のベストマッチ/”妄想原稿”「優勝したのは・・・」)

今週のコラムでは、今週のベストマッチと”妄想原稿”をお送りします。

今週のベストマッチ

P.O.Match8 Set1 Game3: X-Bow Master選手(FAV) 0-1 KK選手(PONOS)

今週のベストマッチには、注目の”日本対決”から最も熱かった試合を1つピックアップしました。

場面はPONOSの先鋒KK選手が2タテして、FAVの3番手X-Bow Master選手を迎える場面から始まります。

ここでまず思い出したいのは、レギュラーシーズンWeek2の同カードです。

実はその試合でもKK選手が2タテしX-Bow Master選手と対戦したのですが、なんとX-Bow Master選手に逆転の3タテを喫しているのです。そして、試合自体もFAVが勝利しました。

つまり前回の対戦が伏線となって、”スコア上はリードしつつも嫌な予感のする”PONOSと、”スコア上は追い込まれつつも精神的にはイーブン”なFAVという構図が成立していた訳です。

しかし、一旦ゲームが始まってしまえば、そんな周囲の思惑がどこかに飛んでしまうかのような高速の攻防が繰り広げられていきます。

KK選手は「ラムライダー・アースクエイク」デッキ、X-Bow Master選手は「ディガー・ウォールブレイカー」デッキ。共に平均コストは2.8の高回転対決です。

X-Bow Master選手は「ハンター」と「ロイヤルデリバリー」でラムを完封していきますし、

KK選手もWBディガーの波状攻撃を「ロケット砲士」の延命や読み「ミニペッカ」でことごとく完封します。

勝負を分けたのは、最終局面でX-Bow Master選手が放ったデリバリーのコンマ数秒のズレ。

このミスとも言えない小さな誤差でラムがすり抜けてしまい、KK選手がタイブレーカー判定で逆転勝利することになりました。

どのゲームでもそうだと思いますが、選手たちは勝利を目指して試合をしますし、周りもどちらが勝つのかを最大の関心事にして観戦します。

しかし、これほどのビッグゲームの場合、本末が転倒するというか、理屈を感情が凌駕するというか、勝ち負けを越えた領域に届きます。

この試合を極上の一戦と断ずるに、迷いの余地は皆無です。

”妄想原稿”「優勝したのは・・・」

”妄想原稿”というのは5分前に思い付いた造語で、”5月23日のファイナルで優勝チームが決まって優勝原稿を書く体で、いまその原稿を書いてみる”という遊びです。

現在勝ち残っている3チームはそれぞれに”想い”や”物語”を抱えています。それを少しでもみなさんと共有できればと思います。

”妄想原稿”「優勝したのはW.EDGM」

『架空の2020年5月23日、「クラッシュ・ロワイヤル」の公式eスポーツリーグ『クラロワリーグ イースト』2020年スペシャルシーズンのプレイオフ・ファイナルがおこなわれ、中国のW.EDGMが3-2で勝利し初優勝の栄冠に輝いた。』

『W.EDGMはCRL Eastとなって最初のシーズンの今季、レギュラーシーズンからずっと1位でリーグの先頭を走り続け、そのままゴールテープを切るまで駆け抜けた。』

『2018年、2019年のCRL China(中国)ではNovaの厚い壁に跳ね返され続けて優勝には手が届かず、ようやくレギュラーシーズンで初優勝することができた昨季2019 S2でも、プレイオフでNovaに敗れ悔しい思いをしていた。』

『そんな彼らが高く掲げた初めての優勝トロフィーは、きっと計測上のグラム数値以上にずっしりと重たかったにちがいない。おめでとう、W.EDGM!』

”妄想原稿”「優勝したのはKIX Team」

架空の2020年5月23日、「クラッシュ・ロワイヤル」の公式eスポーツリーグ『クラロワリーグ イースト』2020年スペシャルシーズンのプレイオフ・ファイナルがおこなわれ、マカオのKIX Teamが3-2で勝利し初優勝の栄冠に輝いた。』

『KIXは2018年のクラロワリーグ発足時からCRL Asia(アジア)に参戦してきたが、長く優勝争いとは無縁だった。しかし、”国際色”を大事にするユニークな方針でチームを強化し続けて、昨季2019 S2にはようやくアジアのベスト4にまで階段を昇って来た。』

『リーグ統合もあって、”SEA(東南アジア)オールスター”とでも言うべき陣容を完成させた今季、彼らの挑戦は国という枠を超えた価値を帯びていた。』

『コロナ禍もあってメンバーが世界の離れ離れで戦ってきた今季だが、彼らが一堂に揃って初めての優勝トロフィーを掲げる姿を見せてもらえる日がとても待ち遠しい。おめでとう、KIX Team!』

”妄想原稿”「優勝したのはFAV gaming」

架空の2020年5月23日、「クラッシュ・ロワイヤル」の公式eスポーツリーグ『クラロワリーグ イースト』2020年スペシャルシーズンのプレイオフ・ファイナルがおこなわれ、日本のFAV gamingが3-2で勝利し初優勝の栄冠に輝いた。』

『FAV gamingは今季開幕前、韓国のエースX-Bow Master選手を電撃獲得して大きな話題を呼んだ。

昨冬の「世界一決定戦2019」に出場した実績に満足することなく、日本のエースJACK選手との”日韓2枚看板”を結成するチーム強化策に出たのだ。』

『確実に選手パワーはありながらもそれがチームの結果につながらないもどかしい時期もシーズン中にはあったが、この大事な試合で遂にその歯車が完全に噛み合った。』

『楽しいときもつらい時も情報発信を絶やさず、ファンといっしょに歩んできてくれた彼らだけに、この初優勝も”彼らの”と言うより”僕らの”と呼ぶ方がしっくりくる感すらある。おめでとう、FAV gaming!』

リーグ情報

クラロワリーグ イースト(Clash Royale League East)2020

◆ ◆ ◆

喜びのときも、悲しみのときも。

Have a good game!

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