LEAGUE

【クラロワ】『クラロワリーグ イースト』2020年スペシャルシーズンの概要と見どころ

twitter
line
hatena

この記事を書いた人

おつかれさまです、kabutomです。

2020年4月4日、「クラッシュ・ロワイヤル」の公式eスポーツリーグ『クラロワリーグ イースト』待望の新シーズンが開幕します。

今回の記事では、リーグの概要やスケジュール、見どころなどの”観戦お役立ち情報”を1本にまとめてお届けしていきます。

※追記(2020.4.3):4月3日に急遽日程変更の発表があり、開幕日は4月5日(日)となりました。

『クラロワリーグ イースト』とは?

ご新規さんにもたくさんこのリーグを知ってほしい見てほしいという気持ちで、1から紹介を始めさせていただきます。

『クラッシュ・ロワイヤル』ってどんなゲーム?

クラッシュ・ロワイヤル』(Clash Royale, クラロワ)は、Supercell社が2016年3月に全世界リリースしたスマートフォン向け”リアルタイム対戦型・新感覚カードゲーム”のことです。

まず試合前に、約100枚のカードの中から8枚を選んで自分だけのデッキを作っておきます。そして、”3分+延長2分”という短い試合時間内で互いのタワーを攻撃しあって、より多く相手のタワーを落としたプレイヤーが勝利となるゲームです。

”戦術性”と”即興性”の両立が勝負の鍵となります。

 

『クラロワリーグ』とは?

クラロワリーグ』(Clash Royale League, CRL)とは、クラロワの公式eスポーツ リーグのことです。2018年に発足して今年で3年目を迎えます。

特長は、モバイルゲームにおける初のグローバルプロリーグであることです。

毎年冬には『世界一決定戦』が開かれていて、すべてのプロチームとプロ選手がこの大舞台で”世界一”の座を掴むことを目標に活動しています。

『クラロワリーグ イースト』とは?

2020年シーズンは大きなリーグ再編がおこなわれ、昨年までの”アジア”と”チャイナ”の2リーグを統合した新リーグ『クラロワリーグ イースト』(Clash Royale League East, CRL East)が誕生しました。

日本のチームは昨年まで『CRL Asia』に参戦してきましたが、今年はこの『CRL East』へ参加することになります。

  • クラロワリーグ アジア(Clash Royale League Asia 2018,2019)
  • クラロワリーグ チャイナ(Clash Royale League China 2018,2019)
  •  ↓ 2020年2月、統合
  • クラロワリーグ イースト(Clash Royale League East 2020)

『2020年 スペシャルシーズン』とは?

CRL East』の新シーズンは当初、中国・上海での試合開催が予定されましたが、新型コロナウィルス(COVID-19)の影響を受けて計画が変更されました。

春のシーズンは、通常のシーズンとは異なる『スペシャルシーズン』(SS)と題して、全試合がオンラインで実施されることになります。コロナに負けるな!

関連リーグ『クラロワリーグ ウェスト』

『クラロワリーグ』には、世界にもう1つ『クラロワリーグ ウェスト』(Clash Royale League West)というヨーロッパ・北米・中南米を対象にしたプロリーグがあります。

世界情勢を反映して当初の計画は見直しを迫られ、「5月中旬開幕・5-7週間・オンライン形式」の特別シーズンで調整中とのことです。詳細情報の公開を待ちましょう。

リーグ形式・ルール・日程・視聴方法

それでは、『CRL East 2020 SS』観戦のための各種情報をチェックしていきましょう。

リーグ形式

  • レギュラーシーズン・・・全8チームによる1回戦総当たり
  • プレイオフ・・・全8チームによるダブルエリミネーション方式トーナメント

なんと今季はプレイオフも全8チームの参加で行われます。ただ、上位4チームはWinner’sから、下位チームはLoser’sからのスタートになるそうです。各チームとも、レギュラーシーズンでは4位以上に入りたいですね。

試合ルール

  • レギュラーシーズン:BO3制(KOH – トリプルドラフト – 1v1)
  • プレイオフ:BO5制(KOH – トリプルドラフト – 1v1 – 1v1 – 1v1)

大きな変更はトリプルドラフトの採用です。これまでクラロワの競技シーンでほとんど採用されたことのないゲームモードです。ちなみに、昨年のCRL AsiaはBO3制(2v2 – 1v1 – KOH)、CRL ChinaはBO5制(2v2 – 1v1 – 1v1 – 1v1 – KOH)でした。

元PONOS所属のkotaさんによるトリプルドラフト考察を参考にしながら観戦してみてはいかがでしょうか。

プレイオフではBO5制が採用され、1v1が3セット分ありますが同じ選手が2度出ることはできません。選手層が重要になりそうです。

賞金プール

  1. 40,000 USD
  2. 20,000 USD
  3. 10,000 USD
  4. 5,000 USD

CRL East 2020 SSの優勝チームの賞金は、40,000 USD(約430万円)です!

日程

CRL East 2020 SS』は2020年4月4日(土)に開幕し、5月23日(土)までの毎週土曜日、日曜日に公式戦が実施されます。

詳細日程は3月30日にゲーム内のクラロワニュースで発表されました。公式HPからも確認できます。
CRL East 公式HP:https://www.crl-east.com/jp/

※追記(2020.4.3):4月3日に急遽日程変更の発表があり、開幕日は4月5日(日)となりました。


視聴方法

『CRL East 2020 SS』の公式戦は、4言語(中国語、日本語、韓国語、英語)でライブ配信されます。

日・韓・英の3言語の公式チャンネルは昨年までのCRL Asia 公式YouTubeチャンネルが新装開店したものです。

中国語については、昨年までのCRL Chinaと同様に複数の中国独自プラットフォームで放送されます。

8つのプロチーム

昨年までの2つのリーグCRL Asia(12チーム)とCRL China(8チーム)が、CRL East(8チーム)に統合されました。その8チームの顔ぶれはつぎの通りです。

  • FAV gaming
  • KIX Team(旧KIX)
  • Nova Esports
  • PONOS
  • Talon
  • Team Timing(旧DragonX)
  • TTG(新加入)
  • W.EDGM

日本からはFAV gamingPONOSの2チームが参戦します。

一方で、DetonatioN GamingGameWithの2チームは残念ながら撤退しました。本当に、残念です。

各チームの紹介や、3月16日に正式発表された新シーズンの選手ロスターについては、別記事でまとめています。ぜひこちらもご覧ください。

 

新シーズンはここに注目!

さいごにkabutom的新シーズンの注目ポイントと見どころを4つ挙げたいと思います。

2020年:クラロワリーグ勝負の年

『CRL Asia』(12チーム)+『CRL China』(8チーム)→『CRL East』(8チーム)。

リーグ発足時からのファンとしては、CRLプロチームが減ってしまうのは言葉にしがたい悲しみです(しかも一気に12も!)。

フィリピンやインドネシアのチーム数は今季0になってしまった訳ですし、韓国チームは4チームから1チームへ、日本チームも4チームから2チームへ減ってしまいました。

当然プロ選手たちの席も減るわけで、MAX120人だったのがMAX48人(1チーム最大6人として)という狭き門になってしまいました。

このように大ナタが振るわれた背景には、2019年の『世界一決定戦』の視聴者数(Esports Charts社調査)が2018年大会と比較して、ピーク時視聴者数:361K→133K(64%減)、平均視聴者数:274K→97K(65%減)と大幅なマイナスを記録した事実があります。

2020年は、クラロワリーグにとって勝負の年なのです。

”チャイナ”のスターと”アジア”のスターの夢対決

リーグ統合について「正」の面を挙げるなら、もともとハイレベルだったリーグがギュッと凝縮されることで、更に超ハイレベルになリーグになることが期待できます。

また、CRL Chinaは中国独自の放送プラットフォームで中国語配信されてきたため、日本を含め中国語圏以外ではあまりライブ観戦されてきませんでした。

しかし今季のCRL Eastでは、CRL Chinaのスター選手たちとCRL Asiaのスター選手たちの夢の対決を、毎試合見ることができるのです。それも4か国語のライブ中継で!

”日本チームダービー”を見逃すな

日本チームが4チームから2チームになったことで俄然希少性が増すのが、日本チームの直接対決”日本チームダービー”です。

これまでは最も多かったシーズンで1季に12試合あった訳ですが、今季はおそらく1試合(多くて2試合)になります。

仲がよく、プレイも人柄も互いによく知った間柄だからこそかえって負けられない、負けたくない・・・そんなライバル関係の火花をきっと見られるはずです!

ダービー直前にはFAV gamingPONOS所属の選手たちのSNSからも目が離せません。

冬の世界大会を見据えて

まだ正式発表はされていませんが、今年も冬に『世界一決定戦』があるはずです。

すべてのプロチームと選手たちは、目の前の試合を全力で勝ちに行くことと、冬に”世界一”を取るために仕上げていくことの両方の目標を日々追いかけています。

わたしたちファンもこの遠近2種類の視点を持つと、観戦や応援に深みが出るように思います。

1年間ずっと勝ち続けられるチームはいませんし、今不調のチームや選手でも何かのきっかけで練習が実を結び結果が出始めるのはよくあることです。

目の前のプレイに一喜一憂したり感情を発散したりできるのが、リアルスポーツであれeスポーツであれ観戦の醍醐味であります。

ですがそれが行き過ぎた挙句、結果の出ないチームや選手に罵声をあびせたりSNS上で過剰に叩いたりバスを取り囲んだり卵を投げたり・・・なんてところまでリアルスポーツに追従する必要性、1ミリもありませんよね?

リーグ情報

クラロワリーグ イースト(Clash Royale League East)2020

◆ ◆ ◆

クラロワリーグ イーストのライブでお会いしましょう!

Have a good game!

この記事をシェアする
twitter
line
hatena

この記事を書いた人