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【クラロワ最強決定戦】最強同士がぶつかった「Pandora選手 VS KK19212選手」BO9対戦レポート

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はいどうもkotaです。

6月20日土曜日、ドズルさん主催の最強決定戦・本戦が行われました。

強者ばかりの予選を乗り越えて決勝まで勝ち進んだのはPandora選手、KK19212選手。

誰もが認めるトッププレイヤー二人のbo9・計7試合から2.3.4.試合目の3試合ピックアップして解説していきます。

あくまで僕の推測ですので「そういう考え方もあるんだなぁ」程度に考えてください。

正直、二人とも上手すぎてついていけない部分が多数ありました…。

本戦の二人のデッキ一覧

Pandora選手(得意デッキ:全部)

  1. 巨スケバルーン
  2. マスケバルーン
  3. スケバレ枯渇
  4. ロイジャイプリンスロケ砲
  5. 34ロイホグ
  6. メガナイトプリンスWB

KK19212選手(得意デッキ:テスラ枯渇)

  1. ジャイスケラ
  2. ロイジャイプリンスロケ砲
  3. ホグクエイク
  4. 遅延テスラクロス
  5. 34ロイホグ
  6. 遅延スケラ

(BANカードなし、スケルトンドラゴンは使用不可。)

1試合目(Pandora:0-KK:0)

Pandora選手はジャイスケラ、KK選手は遅延スケラを採用。

KK選手は敵陣マスケの処理が難しく、そこを最大限に活かして攻めたPandora選手の勝利。

2試合目(Pandora:1-KK:0)

Pandora選手は高回転ジャイプリ、KK選手は遅延ゴレ。

Pandora選手のジャイ展開に合わせKK選手がゴレを展開し、試合が動き出す。

Pandora選手はプリンス、マジアチャで、ダクネが手札にないKK選手はアイウィズ、ベビドラで防衛を試みる。

ここでPandora選手はアイウィズにディガーを飛ばし、ロリババからマジアチャをスケルトンだけで延命。

アイウィズ分のエリクサーをディガーが回収し、実質0コストディガー。タワーをジャイ、ディガーで削られるため追加でダクプリを出すKK選手。

ダクプリ分のエリアドを活かしPandora選手は2週目のジャイを展開。防衛で使ったユニットが残っているため強力な形に。

エリクサーが残り少ないKK選手はこれを守り切れずPandora選手が1本目のタワーを折り切る。

さらにプリンス、ディガーを追加し、キングタワーも大きく削ることに成功。その後も攻めの姿勢を緩めず、2本目のタワーも折り切りPandora選手が勝利。

個人的には最初のマジアチャが1分近く生き残っていたことがキングタワーを大きく削った要因の一つだと思う。ユニットの追加の判断がマジでうまい。

防衛に入ればライトニングなどでプリンスも突破される可能性があるが、常に攻めることで終始流れを掴んだといったイメージ。

3試合目(Pandora:2-KK:0)

Pandora選手、KK選手両者ともメガナイトプリンスWB。Pandora選手の勝利。

序盤はお互いディガーやWBでコツコツダメージを稼ぐ展開に。ディガーに対してPandora選手がメガナイトで防衛し、試合は大きく動く。

おそらくこのメガナイトは前にいたマスケに対して出されたユニットも一緒に処理する狙いがあったのだと思う。

直前にKK選手はプリンスを出していたためPandora選手はメガナイトが防衛で出てくることを予測、同タイミングで逆サイプリンスで攻める。

WBセパレートでプリンスを誘導し、何とか防衛するもののWBが逆タワーに突き刺さる。

(WB受けを咄嗟にできるのもすごいです…。)

少し残ったプリンスの突進を防ぐためKK選手はザップで防衛、これも読んでいたのかPandora選手はザップとほぼ同時に逆サイコウモリディガー。

ロイデリで防衛するKK選手だが、ダメージリードを取られる展開に。

お互いさらにディガーで削り合うが、Pandora選手のエリクサー管理、高速ザップで両方のタワーを大きく削っていく。

このままPandora選手の勝利かと思われたが、KK選手が両サイドを見事に攻めプリンスでタワーに大ダメージ。

お互い500ほどのタワーを攻め合った末、最後はPandora選手が逆サイドWB+ザップでタワーを折り勝利。

トッププレイヤーは当たり前のように呪文が早いと実感した、ザップの早さで相当のダメージを稼いでいたと思う。

逆サイドを攻めるタイミング、相手の防衛ユニットの予測などの能力が二人とも高すぎる。

両サイドを攻めながら、アリーナ全体の流れを常に考えていることがよくわかる試合だった。

4試合目(Pandora:3-KK:0)

Pandora選手、KK選手両者ともジャイスケラ。個人的に試合中の判断が難しい試合。

序盤はお互いジャイを中心に攻め合い、ダメージリードはKK選手。2倍タイム突入時、両者橋前ジャイスケラでタワーを折り合い1対1になる展開に。

4コス以上の呪文がないためお互いマスケを後ろから出し、ジャイアントの形を作る。

Pandora選手のジャイに対してKK選手がミニぺを出したタイミングで、Pandora選手の2週目角出しジャイスケラ。

スケラに対しコウモリで防衛するが、素早く雪玉を打つPandora選手。すぐさまスケルトン部隊で防衛。

Pandora選手は矢の雨が手札に回っていないため対応できないが、ジャイの攻撃が入りタワーを残り1800まで削る。

残りのスケルトン部隊も活かしつつ、次はKK選手がジャイスケラ。

Pandora選手はそれを警戒し事前にコウモリを後ろから、ミニぺでジャイを抑える。

後衛のスケルトン部隊に矢の雨を打つPandora選手。雪玉でスケラにも対処するが、湧いたスケルトンにタワーを残り1000まで削られる。

完全にジャイスケラを読んでいたPandora選手だが、矢の雨をスケルトン部隊に使わせられたのが大きかった。

お互いまた後ろのマスケットから形を作る。小物は呪文で処理されるため、スケラを可能な限りマスケで処理する両選手。

お互い呪文の反応が早いためスケラを打たれる前にコウモリを出したり、ギリギリまで出さなかったりと両者の工夫がすごい。

3倍タイムに入ると、お互い積極的にジャイスケラ+呪文でダメージを稼ぎに入る。前のマスケが残っていてもお構いなしに打っていることが印象的だった。

普通ならカウンターが怖いが、その後スケルトン部隊などでまとめて処理していた。

スケラの防衛に使えばすぐに呪文で削られてしまうため、他の部分でスケルトン部隊を有効活用していたように思える。

最終的には中盤のダメージリードを返しきれず、KK選手の勝利。

5試合目(Pandora:3-KK:1)

Pandora選手はロイジャイプリンスロケ砲、KK選手はババ小屋スケラ。

ババ小屋で鉄壁の守りを見せるKK選手。ロケ砲を活かして突破を試みるPandora選手だが丁寧な防衛で守り切ったKK選手の勝利。

6試合目(Pandora:3-KK:2)

Pandora選手はメガナイトプリンスWB、KK選手は高回転ロケ砲ロイジャイ。

Pandora選手に序盤からメガナイトプリンスの形を作られ大ダメージを負うKK選手。

その後は鉄壁の防衛を見せつけダメージを地道に返していくKK選手だが、最後は攻め切られPandora選手の勝利。

Pandora選手はメガナイトの受けにゴブ檻を使わせ、コウモリやWBを活かす攻めが綺麗だったという印象。

高回転で小物を回してロケット砲士を最大限生かすKK選手の防衛も見事だった。

7試合目(Pandora:4-KK:2)

Pandora選手はスケバレ枯渇、KK選手はロイジャイプリンスロケ砲。

Pandora選手のプリンセス、吹き矢、スケバレの処理にKK選手は手を焼かされた印象。

KK選手のスケバレ対処もうまかったが、それ以上に高回転でPandora選手がダメージを稼ぎ続けPandora選手の勝利。

優勝はPandora選手!

見事激戦を制したのはPandora選手。

ここまでのプレイを見せられると誰もPandora選手の実力を疑う人はいないでしょう。

本当に参加者全員がハイレベルで、とてもおもしろく勉強になる大会でした!

二人の試合から学んだ上達のポイント

やはり自分の使いたいデッキのプレイを見ながら勉強し、実際に実践して覚えていくことが一番の近道だと思います。

トッププレイヤーの試合では無意味なプレイがほとんどありません。

観戦する中で、なぜそのプレイが生まれたかについても考えることができれば大きく成長できることは間違いないでしょう。

まずはどうやって防衛したか、どうやってタワーを折ったかなどのシンプルな内容から学んでいくことから始めるのも良いと思います。

また、今大会を見て大会を勝ち抜く上でデッキ幅が広い+一つ一つの熟練度が高いという点が非常に大事だと感じさせられました。

プレイ中にあそこまで考えられるのはセンスだけでなく、相当な努力があってこそのものなので自分自身もっと頑張りたいと思いました。

しかし我武者羅にやるのではなく、なぜ勝ったのか・負けたのかについて振り返りながら練習していきたいですね。

選手の皆さん、運営スタッフの皆さんお疲れさまでした。そしてPandora選手おめでとうございます!!

Pandora選手自身もYouTubeで様々なデッキを解説しているので是非見てみてください!(YouTubeリンク)

トップ選手の奥が深いプレイを見せられると、やはりクラロワのモチベが一気に上がりますね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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